こんにちは、TEAP対策専門塾の塾長の中山でございます。
この記事ではTEAPのリーディングPart1の文法問題の概要と対策方法をご紹介していきます。
TEAPのリーディングPart1の概要
問題数:20問
所要時間目安:10〜15分
※TEAPリーディングは70分で全60問あり、かなり早く解いていかなければなりません。そのため文法問題はできる限り10分で収めたいです。
問題の特徴:語彙力を問われる問題ばかりです。熟語や頻出単語をしっかり覚えましょう。意味の微妙な違いを問われる問題はほぼないので、しっかりその単語の意味を覚えていたら完答可能です。
語彙のレベル:これといってすごい難しい語彙はありませんが、システム英単語やターゲット1900などの後半に載っている単語が多く出題されます。
熟語に関しては一般的な熟語帳から満遍なく出題されております。
見本問題を使って解いてみよう!
ここからは見本問題を手元に置いて読んだら分かりやすいと思います。
実際のTEAP公式の見本問題で理想的な解き方をご紹介します。
見本問題1
After grading over 300 history essays, Professor Martin went to the drugstore to get some medicine because he had a ( ) headache.
1 broad
2 severe
3 rigid
4 calm
①まずは何を問われているのかを把握しましょう。選択肢を見ます。形容詞ばっかりですね。形容詞は後ろの名詞を修飾するので、文章に戻るとheadacheがあるので、これを修飾する適切な形容詞を補充する問題だと分かります。
②次に、文章の内容を見ます。文法問題を早く解くときは、( )を含まない副詞節や形容詞節などは読み飛ばし、文型の大枠だけ掴みましょう。After〜,などは読む必要ありません。ここではmedicneという単語とbecause〜headache.という部分のみ抜き出します。
そうしたら、頭が痛いから薬飲んだんだなぁと分かりますね。
③最後に、単語を+−や程度で分けましょう。今回は薬を飲むのですから重い頭痛やひどい頭痛などが意味として通りますよね。なのでbroad(広い)、calm(穏やかな)は絶対おかしいですね。
あとはsevere(ひどい、厳しい)、rigid(固い、厳格な)が残ります。日本語上では意味は似ておりますが、rigidは型式ばっているという意味での固い、厳しいなので違います。
よって2 severeが正解です。
知らない単語を無くしていくのはもちろん、この思考のプロセスを高速化することが文法語彙問題のコツです。弊塾、TEAP対策専門塾ではこのような文法語彙問題を生徒からどう解いているかの思考を聞き、改善していきます。
見本問題2
もう一問見てみましょう。
The cost of traveling overseas has risen sharply in recent years. ( ), the number of travelers
choosing foreign destinations remains steady.1 Furthermore
2 Consequently
3 Nonetheless
4 Likewise
①まずは何を問われているのかを把握しましょう。選択肢を見ます。副詞ばっかりですね。そして空欄付近を見ると文頭にカンマがあります。そのため、文章と文章をつなぐディスコースマーカーの問題だと分かります。
②次に、文章の内容を見ます。ディスコースマーカーの補充問題は文と文のつながりを見ます。早く読むのであれば、副詞節や形容詞節はなるべく読み飛ばします。前文は旅行のコストが上がっている。という内容で後文は海外を選ぶ旅行者の数は一定のままという内容です。
③次に選択肢を見ましょう。コストが上がっているのにも関らず、旅行者数は一定という意味が通りますね。よって逆接である3 Nonethelessが正解です。TEAPは特に逆接の中で惑わしたりせず、意味を知っていたら素直に選べる問題ですね。
TEAPリーディングPart1文法問題におすすめ教材3選
TEAPリーディングPart1に関してはとにかく、単語、熟語の練度を高め、問題集でアウトプットするしかありません。
【単語】システム英単語&問題集


単語帳はなんでもいいのですが、インプットした単語をアウトプットできる問題集がついているものが良いです。ターゲット1900も問題集がついていますので、1−50覚えたらその箇所を最後に必ず問題集でチェックしましょう。弊塾、TEAP対策専門塾では講師と一緒にしっかり覚えているか毎週確認し、本番で分からない単語がない状態にします。
【単語】ターゲット英熟語&問題集


熟語は単語に比べてとても覚えづらく、途中で諦めてしまう受験生が大半です。単語と同じでインプットした熟語をアウトプットできる問題集がついているものが良いです。1−50覚えたらその箇所を最後に必ず問題集でチェックしましょう。弊塾、TEAP対策専門塾では講師と一緒にしっかり覚えているか毎週確認し、本番で分からない熟語がない状態にします。
【リーディング問題集】TEAPリーディングリスニング実践問題集

TEAPは過去問がないので問題演習の量の確保がとにかく難しいです。弊塾、TEAP対策専門塾では、このようなパート別の市販の問題集をまず終わらせ、全部終わったところでオリジナルの問題集をご用意しておりますので、問題演習量の確保が可能でございます。